相続人調査の流れ｜弁護士に依頼する際の費用相場やメリットは？

相続が開始し、遺産分割協議を行う前には、相続人調査をする必要があります。

相続人調査とは、戸籍等を収集し、家系図を把握して、誰が法定相続人になるかを確定させる手続きのことです。

相続手続きを円滑に終わらせるためには、相続人調査をしっかりやっておくことが重要です。

相続人調査を行うことで実は被相続人に子どもがいたことが発覚する場合もあり得ます。

ここでは、相続人調査の流れや、弁護士に依頼する際の費用相場やメリットをご紹介します。

相続人調査の流れ

相続人調査では、被相続人が出生してから死亡するまでの間のすべての戸籍を収集しましょう。

結婚などをきっかけに元の戸籍から抜け、新しい戸籍に入った場合も含めてすべて取得します。

また、戸籍法が改正される前の戸籍として改製原戸籍というものもあります。

そのようなものも含めてすべて取得する必要があります。

これらの戸籍をすべて漏れなく取得するためには、下記作業を被相続人の出生の段階まで繰り返していくことになります。

①被相続人が死亡した時の戸籍謄本もしくは除籍謄本を取得する。

②①の戸籍に記載された「1つ前の本籍地」の戸籍謄本を取得する。

③②の戸籍に記載された「1つ前の本籍地」の戸籍謄本を取得する。

相続人調査を弁護士に依頼する費用相場やメリット

上記の通り、相続人調査をするには、何度も戸籍謄本を取得する必要があります。

この手続きは時にとても煩雑です。

例えば、本籍地が何度か変更され、それが遠方だとすると、なかなか戸籍謄本の取得をしに行けないこともありますし、郵送で請求できるとしても何度も各役所に請求を行うとなるとそれなりの時間や労力を要します。

また、改製原戸籍はもともと読みにくいうえに複雑な家族関係であればさらに難解なものとなり、漏れなく相続人を特定することが大変なものです。

これらの相続人調査を弁護士などの専門家に一任することで、時間や労力の負担なく正確に相続人を特定することができます。

このように、相続人調査を弁護士に依頼するメリットは大きいです。

費用相場は５万円前後で、そのほかにも戸籍謄本を取得するための手数料や郵送料などの実費がかかります。

相続に関するご相談は弁護士法人しんらい法律事務所におまかせください

相続人調査は、相続が開始してからすぐに行うべき大切な手続きです。

しかし、戸籍の取得やその内容を確認することはとても煩雑です。

相続手続きでお困りの場合は、弁護士法人しんらい法律事務所までご連絡ください。お待ちしております。