高齢者の財産管理

高齢となり、認知症などによって判断能力が低下した場合に、財産の管理をどのように行うかは重要な問題です。
このような場合には後見制度や家族信託などを利用することが考えられます。

 

■法定成年後見
本人の判断能力が低下した場合に、4親等以内の親族等の家庭裁判所への申立によって、成年後見人を選任することができます。
後見人は、家庭裁判所の監督下で被後見人の財産の管理業務を行います。
また、後見人は、被後見人の行為に対する広範な取消権を有しており、被後見人が誤って契約をしてしまった場合でも、その契約が日常生活に関するものでなければ取り消すことができます。

 

■任意後見
任意後見では、本人の判断能力が低下する前に、信頼の置けるものを後見人として指定しておくことができます。
また、報酬や委任の範囲を任意後見契約として自由に決定できます。
ただし、任意後見の場合には、後見監督人の選任が必要であることや、後見人に取消権がないなどのデメリットがあります。

 

■財産管理委任契約
財産管理委任契約は、家族や専門家などの信頼の置ける人に財産の管理を任せる契約です。
後見制度と異なって、認知症などによって判断能力が低下していなくても、財産管理委任契約を締結できます。
しかし、受任者は不動産の売却などの財産の処分はできず、財産の保存、管理しかできない点には注意が必要です。

 

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資格者紹介Staff

平成17年に弁護士法人しんらい法律事務所の前身である山田滋(故人)法律事務所に入所しました。弁護士三代目です。「明るい暖かみのある事務所」のモットーを引き継いでおります。

民間人の視点と共に、13年間の裁判所勤務の経験を活かして、法律問題に取り組んでいきたいと思います。趣味は、登山、スキー、ピアノ、バイオリンです。バイオリンはオーケストラに所属してひいています。お困りのことがありましたら是非山田公之にご相談下さい。

所属団体

  • 第一東京弁護士会

得意分野

離婚・相続等の家事事件、不動産関係事件、交通事故事件

経歴

成2年早稲田大学法学部卒業

裁判所の事務官又は書記官として、最高裁判所、地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所に13年間勤務、在職中に司法試験合格

第58期司法修習生を経て平成17年弁護士登録

第一東京弁護士会弁護士業務改革委員会第4部会所属

2019年度第一東京弁護士会常議員

2020年民事信託士登録

山田 公之
代表弁護士山田 公之やまだ きみゆき

法的な問題を抱える依頼者の方々に寄り添い、親身になってトラブル解決を図ることができる弁護士を目指しております。趣味はバスケットボール、ダーツ、スポーツ観戦です。

所属団体

  • 第一東京弁護士会

得意分野

労働事件、家事事件、不動産関係事件

経歴

平成23年3月 中央大学法学部卒業

平成27年3月 明治大学法科大学院修了

平成27年9月 新司法試験合格

平成28年12月 最高裁判所司法研修所修了(新69期)

平成28年12月 弁護士登録、第一東京弁護士会 総合研修センター 新規登録研修部会所属、明治大学法科大学院教育補助講師

鎌田 悠希
弁護士鎌田 悠希かまだ ゆうき

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代表弁護士 山田公之(やまだ きみゆき)
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事務所外観
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