任意売却

任意売却とは、住宅ローンなどの返済が困難となった場合に、債権者（金融機関など）の了承のもと、不動産所有者の意思で不動産を売却する方法です。デメリットの多い競売手続きを回避する手段として用いられ、住宅ローンの滞納が長期間続いている方の多くは任意売却を選択するといわれています。

一般的に、住宅ローンなどを利用すると、不動産に抵当権が設定されています。住宅ローンの返済が長期間滞ると、金融機関などは不動産を差し押さえて抵当権を実行し、競売手続きを経て強制的に不動産を売却・換価しようとします。

しかし、競売手続きによる場合、一般的に市場価格の6～7割程度の安価で取引され、また競売は諸経費が多くかかるため、競売を経ても残債が残ることがあります。また手続きの際、裁判所職員によって訪問調査が行われたり、新聞やインターネット、官報に競売物件として掲載されたりするため、周囲の人間に経済事情などを知られてしまうというリスクがあります。他方で、競売手続きのメリットは、任意売却と比較すると皆無に等しく、不動産所有者にとっては任意売却を利用した方がよいといえます。

任意売却を検討する際は、まずは弁護士や不動産業者などへ相談しましょう。豊富な知識・経験を有する弁護士等に相談することで、手続きをスムーズに進めることができます。

弁護士法人しんらい法律事務所は、港区、目黒区、世田谷区、品川区を中心に、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県の任意売却に関するご相談を承ります。当事務所は、税理士、司法書士、弁理士（特許）、不動産鑑定士等と連携して任意売却の問題をトータルサポートいたします。
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